強度行動障害支援者養成研修に参加してきました。
チームかるみあでは、今年度支援の質の向上を目指して外部研修に多く参加しております。
今回は、厚労省の施策として実施している〝強度行動障害支援者養成研修”に参加したスタッフの高谷(写真右)にインタビューをしました。
*************************************************************************************
基礎研修2日間実践研修2日間、計4日間の研修お疲れ様でした。4日間の率直な感想をどうぞ。
高谷)1日6時間の研修でした。最初の二日間は話を聞くことが多かったので、実践研修の方がたくさん勉強できたと思います。
お疲れ様でした。大人になって一日机に向かって勉強漬けになることはあまりないですからね。では実践研修で良かったところはどんなところですか?
高谷)グループワークだったのですが、同じグループのメンバーの方々が皆さん経験豊富で、自分にとっては皆さん先生でした。色々教えてもらいました!あと、虐待について。定義も広く、しっかり相手のことを分かっていないと自分自身加害者になってしまう可能性があることを知り怖いなと思いました。子どもの行動の理由の部分を知り対処しないといけないことを痛感しました。
行動そのものではなく、行動の背景にアプローチをするということですか?
高谷)はい。研修自体は大人が事例のほとんどだったのですが、考え方は子どもも大人も同じだと思いました。研修では、"氷山モデル"を使って対処の仕方を考えました。ですが、そのためには子どもの特性をもっと勉強しないといけないし、学校やご家庭での様子など環境についても考えないといけないと思いました。
子どもの捉え方は根拠がないと支援につながらないので、やはり勉強が大事ですね。最後に、研修を受けて、具体的に改善できそうなことや活かせそうなことはありましたか?
高谷)子どもとの関わり方はもちろんですが、日々の記録の書き方を改めないといけないなと思いました。「○○した。××してしまった。」だけだと後から見返しても何も支援に活かされないので、「~すると・・・なった」みたいに、「なんでそんなことをしたのか」を書かないといけないと思いました。
とても有意義な研修になったみたいですね。ありがとうございました。
*************************************************************************************
強度行動障害は医学的な診断ではなく、主に他害や自傷など適切でない形で気持ちを表出させる状況のことを指しているようです。今回の研修も、チームかるみあの誰が強度行動障害だからではなく、子どもの行動の捉え方と関わり方を学ぶことを目的に参加しています。
今後も、チームかるみあから6名の従業員が強度行動障害支援者養成研修に参加予定となっています。